Jumpei.K
通信インフラエンジニア
埼玉支店 アクセス部
工学部 電気通信工学科卒 / 2008年入社
「施工を知る設計者」の
強みを活かし質の高い
設計と若手の育成に
努めています。
通信インフラエンジニア
埼玉支店 アクセス部
工学部 電気通信工学科卒 / 2008年入社
電気通信工学を専攻していたため、通信系の仕事に就くことを目指していました。ミライト・ワンのことを知ったのは、合同企業説明会に参加したのがきっかけです。個別説明会でリクルーターの先輩が、仕事の面白さだけではなく大変さも話してくださったことが印象的でした。仕事で苦労をするのは当然のことなので、それを包み隠さず教えてくださった点に誠実さを感じたことが、最終的な入社の決め手になりました。
現在、リモートワークの普及をはじめ、様々な社会システムのICT化が進んだことで、通信インフラの重要性がより高まっています。多くの人たちの新しい生活スタイルを支えられる点は、この仕事の大きな魅力のひとつだと感じています。
埼玉県エリアの一般簡易総合工事を手掛ける設計グループでリーダーを務めています。大規模案件に携わることが多く、現在は関東最大級のアウトレットモールの開通工事や電線類の地中化工事の設計に従事。他にも埼玉県エリア全域の工事の進捗管理なども担当しています。納期内での設計の完了、および品質の高い設計を行うことが私たちのグループのミッションです。
私は以前、現場代理人を務めていた経験があり、その点が私の強みだと考えています。現場のことを知らずに設計する図面と、現場のことを理解した上で設計する図面では、完成度が大きく異なるからです。リーダーとして若手の設計者を指導する立場でもあるので、その際は実際の施工手順や施工者の要望についても説明し、少しでも現場に対する理解を深めてもらうよう心掛けています。
私が思う仕事の面白さ、やりがい、難しさ、そのすべては東日本大震災の復興支援に携わった経験に集約されています。2011年5月、まだ被害の爪痕が色濃く残る南三陸町へ入り業務を開始。現地では電柱もケーブルもすべて流されていたので、まずは応急で通信回線を復旧させることが急務でした。
施工のメンバーと寝食を共にしながらの果てなき作業。体力的にも精神的にも極めてつらかったことを覚えています。そうした中でも、そこにいる全員が「1日も早く復興させよう」という思いで繋がっていました。当時、まだ経験の浅かった私が乗り越えることができたのは、強い使命感と先輩方の存在があったからこそです。この復興支援を通じて、極限状態の最前線に立ってでも重要な社会インフラを支えていく当事者であることを痛感。私の技術者としての礎となる経験となりました。
工事では電柱の建設、ケーブルの敷設、回線の切り替えなど、それぞれの工程を担う協力会社のプロフェッショナルの方々がいます。施工の元請である私たちの役目とは、そうしたプロフェッショナル全員をチームとしてまとめ上げ、工事を竣工に導くことです。効率良く工程を進めるための段取りや、安全に作業できる環境の整備など、重要なポイントはたくさんあります。ときには図面上に危険な箇所をマーキングして注意喚起をするなど、施工を知る設計者だからこそできるアプローチも駆使しながら、チームに貢献するよう努めています。
通信関連の業界には40年以上前の設備が多く残存していますが、その維持管理ができる技術者は年々減りつつあります。こうした設備を継承して未来に活かしていけるよう、温故知新の精神で設備の維持・更改に取り組んでいくことが当面の目標です。また、ミライト・ワンの創設に伴って、新しい事業にチャレンジできる機会が増えつつあります。プロジェクトリーダーとして案件を率いる存在になれるよう、技術力とリーダーシップに一層磨きをかけ続けていきたいと考えています。