施工と設計、両方のキャリアで
培った力を管理職としての
今後の挑戦にも活かします。
Yuki.K
モバイルエンジニア
キャリアイーストカンパニー
ドコモ事業本部 エンジニアリング部 第一部門
工学部 電子工学科卒 / 2006年入社
施工と設計、両方のキャリアで
培った力を管理職としての
今後の挑戦にも活かします。
モバイルエンジニア
キャリアイーストカンパニー
ドコモ事業本部 エンジニアリング部 第一部門
工学部 電子工学科卒 / 2006年入社
入社後、最初に携わったのは無線基地局建設工事の無線施工です。東京都多摩エリアの工事の工事長補佐として、無線設備の設置や交換、装置の運用試験、現場の立ち合いといった現場業務のほか、計画書や手順書の作成も手掛けていました。1年目と2年目の間は、工事長や先輩に同行してOJTで学びながら業務に取り組む毎日。同じ質問を何度もしないよう注意しながら、いろんな知識を身に付けるために積極的に質問をしていました。
また、協力会社のベテラン作業員の方からもノウハウを吸収するため、自分から進んでコミュニケーションを取るよう意識。当時はモバイルナンバーポータビリティーが導入され始めたばかりの頃で、それに伴い基地局が急激に増加していた状況だったので、非常に忙しかったのを覚えています。そうした中、技術者として着実に知識とスキルを積み重ねていくことができました。
施工から設計の担当になり、これまでの業務との大きなギャップを感じていました。図面の作成、工事に必要な物品の選定、局データの作成など、どれも慣れない業務ばかり。ですが決してネガティブになることなく、ときには後輩にも教わりながら設計スキルを研鑽していました。
図面作成に慣れるにつれて、施工現場で培った“現場目線”を図面に盛り込めるようになりました。協力会社の方から「Yuki.Kさんの図面は、現場のことを考えてくれている内容で施工しやすい」と褒めていただくことも多くなり「“施工を知る設計”は強みなんだ」と自信が付きました。
その後、組織改編が行われてからは設計業務のほとんどが委託業務となったため、業務委託会社で設計された図面の確認や指導、各種データのチェックといった管理が主な業務になりました。その際、Excelのスキルを習得して、スムーズな進捗管理に活かしました。
この時期に、長野県で無線基地局の工事の工事長・現場代理人を担当するチャンスが巡ってきました。第2子が生まれ、マイホームを購入したばかりのタイミングでしたが、妻に「どうしても挑戦したい」と懇願して長野県に赴任。
大きな責任を負うことにプレッシャーを感じていましたが、そんな私を支えてくれたのが、一緒についてきてくれた家族と、着任した現場事務所のメンバーの方たちでした。「Yuki.Kさんはご自身の仕事をまっとうしてください。それ以外のことは必ずサポートしますから」との言葉が非常に頼もしく、初めての経験で四苦八苦しながらも滞りなく工事を進めることができました。
再び設計部門に異動となり、無線設計担当の工事長として、設計関連の業務の取りまとめやお客様との調整業務などに携わっていました。当時、この部署では社内の担当者間の意思疎通がうまく図れておらず、それに伴い設計委託先の管理にも問題点があり、スケジュールが思うように進捗しないという課題を抱えていました。
その解決に向けて、私の主導でまずは部署内の風通し良くして雰囲気を変えることに着手し、徐々に部内の意思疎通がスムーズに行われるように。加えて、設計委託先ともストレスなく業務が進められる体制を構築したことで、課題の解決に繋げることができました。長野県での工事の際、協力会社の方とワンチームで活気ある現場をつくることに努めていましたが、その際のマネジメントの経験をうまく活かせたと感じています。
2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて、都内では多くのLTE工事が発出されていました。それに伴う都内の無線基地局工事の増加に対応するため、都内で工事長として工事に携わることに。私自身は工事そのものではなく、工事をするための着工準備をメインに手掛けていました。
その大きな理由が、都内の無線基地局の多くはビルに施工する必要があるからです。ビルに施工する際には、所有者様への事前の説明および許可を得る必要があるため、毎日のように説明に奔走。設計・施工の両方の知識を活かして、誰が聞いてもわかりやすく、かつ納得しやすい説明に努めていました。
1年間東京の工事を経験後、北関東の現場事務所に着任。群馬県エリアの工事長を担当することとなりました。その後、埼玉県熊谷市で新しい現場事務所の立ち上げにも携わるなど、多種多様な経験を積むことができています。
新入社員で配属された事務所の工事長や先輩に憧れ、これまで成長に向けて努力を続けてきました。私も後輩や部下に目指され、憧れられるような存在になれるよう、一層努力を続けていきます。2022年7月から工事調整担当の課長となり、このポジションだからこそ生み出せる成果を目指して、さらなるチャレンジを続けていきたいと考えています。